30歳前後でMBA取って投資銀行?
私の知り合いで、先日、日本の大学院を卒業して、これから日本の投資銀行(証券会社)のM&Aアドバイザリーに転職・入社して働き始める人がいる。
その人は30歳手前くらいで、大学院に入る前には新卒から数年間を総合系コンサルティングファームで費やしていて、思い立って大学院に入ったそうな。
大学院に入った目的は、「起業の仲間探し」と「勉強」とのこと。
大学院時代の活動を少し聞いてみたが、自分と数人の大学院仲間でサービス立ち上げとか立ち上げの企画まではやってみたらしい。ただ今回投資銀行に就職したということは、そちらの道は諦めたか、当初思っていたテーマから心が離れたか、そのテーマへの別のアプローチ方法が見るからなかったか、サービス立ち上げ等に自分が向いていないということを確かめたのか、そういったことが学びとしてあったのではと推察する。
頭を先行させ、感情を劣後させ、自分のありたい姿(being)も、beingから派生して生まれるコト・行動(doing)もあまり正直に目を向けず、フォロワーとして生きていくだけの人なんだと、投資銀行への転職を通じて改めて確かめることとなった。
最初に話したときから「この人はリーダーかフォロワーかという枠で言えば一生フォロワーだろうな」と感じていたが、今回の転職の話を聞いて「やっぱりか」と率直に思った。
自分のことを主観的にそして客観的に振り返るような機会は持たなかったことが推察されるが、cotreeのようなオンラインカウンセリング・コーチングも数千円~数万円でサクッと受けられる時代になり、またChatGPTのようにプロンプトの学習を自分として少し推し進めれば自分に対するコーチングを月20ドルでできる自体になったのに、それよりも「とりあえず投資銀行」という選択をしたことから察するに、そういったことを金銭・時間として自分で調整して実践して自分にフィードバックするような能力は無いものと思われる。現時点でその能力がないだろうし、投資銀行に入って金銭と人と時間に追われまくって調整業務のオンパレードをやり続けるのだとしたら、そのリーンな能力は今後は更に下がっていくだろう。
こういった人間とは自分は絶対にパートナーにならない。
自分の肩書は自分で決めろ。